ご挨拶

小学校英語教育学会(JES)会長 中村典生(長崎大学)

会員の皆様におかれましては,日頃より本学会の活動に多大なるご理解とご協力を賜り,心より御礼申し上げます。小学校英語教育学会(JES)会長として,本年度も引き続き運営に携わらせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

2026年4月現在,文部科学省教育課程部会外国語ワーキンググループにおいては,次期学習指導要領の方向性に関する議論が進められております。生成AIをはじめとする急速な技術革新を背景に,我が国の外国語教育は大きな転換期を迎えており,とりわけ小学校段階における外国語教育の在り方は,今後の重要な課題となっています。

こうした中,本学会としても,これらの議論に対して主体的かつ積極的に関与していく必要があると考えています。幸いにも,本ワーキンググループには本学会関係者が中心として多数参画しており,学術的知見と現場の実践に基づいた提言を行う基盤は整っています。本学会がこれまで蓄積してきた理論的研究と実践的研究の成果を踏まえ,教育政策の形成にも資する発信を行っていくことが重要と考えます。

また昨今,小学校教諭の免許状取得に関する見直し案が示されました。今回の見直しでは,学習指導要領に即して,「各教科の指導法」と「教科に関する専門的事項」を統合した「教科及び教科の指導法」が導入され,全教科を担う小学校教員としての実践的指導力の基盤形成が重視される方向性が示されています。さらに,中学校・高等学校の免許保持者が特定の教科を担当する「小学校専科免許」の在り方についても,今後の検討課題として位置付けられています。このような改革の方向性を踏まえると,小学校における外国語教育の質を担保し,さらなる充実を図るためには,本学会の教育研究の成果を一層積極的に還元していく必要があることは明らかです。

本学会は,小学校外国語教育に特化した学術団体として,我が国最大規模を有し,「小学校における外国語教育の理論と実践を研究し,小学校外国語教育の発展に寄与すること」を目的として活動して参りました。

この目的が示すように,小学校外国語教育の小学校外国語教育の発展に寄与するため,今後も学会員の皆様とともに邁進して行きたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。