会長あいさつ

 新年度を迎え、期待と不安が入り混じったお気持ちで過ごされている方も多かろうと思います。私もその一人です。昨年度末には宮城・福島を大きな地震が襲い、何気ない毎日を送れることの尊さを改めて感じる契機となりました。いまだ日常が戻らない方々の、一日も早い安寧を心より願っています。
 さて、年度の初めに当たり、今一度、簡単に学会の活動を整理しておきたいと思います。本学会は、支部活動と委員会活動の両輪が「日常」を支え、研究大会を大きな「行事」として1年間の計画を立てています。支部活動においては、理論と実践の橋渡しを意識し、各地域の実情にあった活動を理事の皆様を中心に進めています。ご自分の地域の理事のお名前を今一度ご確認おきください。
委員会活動においては、実践的・理論的な情報を提供して授業づくりを支援する役割を授業改善支援委員会が担っています。その実践を研究にまとめる際には、ぜひ実践研究支援委員会が発信する情報を頼りにしてください。実践や研究のヒントを提供し、広く世界に目を向ける後押しをしてくれるのは国際交流委員会です。小さな課題意識を拾い上げ、研究助成を行って大きく支援するのは課題研究委員会。研究の成果を広く世の中に発信するのが学会誌編集委員会です。特に優れた実践論文・研究論文をたたえ、学界全体の発展を後押しするのが学会賞選考委員会。支部や委員会活動の広報は、ウェブサイト委員会とニューズレター委員会が担っています。
 今年度は、四国・徳島大会が7月18日(日)、19日(月・祝)にオンラインで開催される予定で、実行委員会の皆様は準備の佳境に入っておられます。多くのみなさまの参加をお待ちしています。大会に欠かせない縁の下の力持ちは、大会準備室。年度をまたいて、順調な大会運営をサポートしています。
 表には出ないけれど、学会のライフラインは事務局です。会員の皆様と直接やりとりをする機会も多いことと思います。真摯に地道に活動しておられる事務局員のお名前もぜひご確認いただければと思います。
 小学校現場に目を向けると、学習指導要領全面実施3年目を迎え、惰力での授業が可能になってくる時期だからこそ、子どもたちの学び方に寄り添った授業の在り方を、真剣に追究しなければならないと痛感しています。
 今年度は、私が会長を務める最後の年度になります。先を見据えて、学会の運営において改善するべき点を改善し、次の代に滞りなく引継げるよう努める所存です。コロナウイルスの感染状況を気にしながらの学会運営になりますが、どうぞ引き続き当事者のおひとりおひとりとして、ご協力をお願いいたします。

粕谷恭子