2025/03/08(土)2024年度ちばてっく(JES千葉支部)セミナーちょこっと報告
2025年3月8日にちばてっく(JES千葉支部セミナー)を千葉大学にて対面開催いたしました。このセミナーは例年、千葉大学英語教育学会と共催しております。
関東でも夜に雪が降る予報であるという非常に寒い日でしたが、約70名の方々にご参加いただきました。当日は千葉県の小学校・中学校の先生方計4名による発表がありました。小野奈穂子先生による「ルーブリックを生徒と教師がともに作成し、活用する単元計画―パフォーマンスの向上を目指した、評価を学びにつなげる授業―」、福石早津季先生による「ライティングのための文法の誤りに気付いて修正する力の育成―ランゲージングとDDLを活用した帯活動の実践―」、石塚歩先生による「パフォーマンステストとルーブリックで見取る17ヶ月のSmall Talkの実践と成果」、田中真理先生による「小中連携の試み―『語のかたまり』意識の育成と読むことの接続」です。それぞれ、時間を超えるほど質問が出て、ディスカッションが大いに盛り上がりました。
そして、基調講演として飯島睦美先生が「小学校英語―子どもたちのレディネス再考―」というタイトルで、多様性があふれる小学校の教室、言語学習適性から見る学習者要因、英語音と文字を入れるレディネス、授業内活動のレディネスについてお話しいただきました。特別支援教育士の資格を取られたという飯島先生のお話しは、実際にADHD傾向の学習者がどのように刺激として捉えてしまうのかを参加者が実感できるような工夫がされていました。そのため、みなさん前のめりになって、飯島先生の話を一言も逃すまい、という気持ちで参加していました。
その後に続く懇談会では、毎年恒例の温かいコーヒーが提供され、体も心も温まり、さらに盛り上がりました。予定時間を1時間くらい超えて終了いたしました。JES千葉支部セミナーは来年も3月最初の土曜に開催予定だとのことで、来年度も楽しみです。


ちばてっく(JES千葉支部)セミナーの様子(2025.3.8.)